皆さんこんにちは!
今回は『当てトレ(アンザッツ )』がボイトレに役立つ理由について書いてみたいと思います。
では、いってみましょ〜♪
この記事の目次
得意な声と不得意な声
体の使い方には人それぞれ、得意な動きと不得意な動きが存在しますよね。
走るのが得意な人でも投げるのは苦手な人、一輪車に乗れるバランス感覚はあるのにスキップは一切できない人。
このようなことが声にもあります。
ハリのある地声を出すのが得意だけど、まろやかな優しい地声は苦手な人。
強く芯のある裏声が得意だけど、限りなく弱いニュアンスの裏声は一切出ない人。
症状は様々です。
なぜ、このようなことが起こるのでしょう?
それはこれまでの発声習慣、歌い癖、日常的に主に使用している声区というものが関係します。
例えば、強い裏声発声ばかりを行ってきたシンガーの場合、弱い裏声発声を行うことが上手くできないことが多いです。
逆に、息漏れが多くエアリーな地声ばかりを出してきたシンガーは、強く逞しい地声が出せないことが多いのです。
このような1つの声質しか出せなくなると歌の表現の幅がかなり狭まります。
この声質の偏りを防止するために『当てトレ(アンザッツ )』は大いに使えます。
当てトレの各番号特有の音質を発声することで普段使わない筋肉を動かしたり、緩めたりすることが可能となるからです。
最初は全く上手くいかない声質の発声も慣れてくると、普段の声に新たな響きや表情を持たせられることに気付くでしょう。
不得意な発声を改善する
以上のように当てトレは、ボイストレーニングにおいて有効な手段の一つとなります。
不得意な声質を徐々に習得していくと、自身の歌に対して大きな変化が加わります。
今まで出来なかった表現の習得はもちろん、それまでの発声がどのようになされていたのかも把握できてくるので柔軟に声を操れるようになっていきます。
ボイストレーニングにおいては決して一つの声の出し方に固定せずに柔軟に声を使っていくことが大切だということです。
このようなことも踏まえて毎日のトレーニングに励んでください!
アンザッツがトレーニングとして優れている理由として、喉の使い方を1つに固定しないことが挙げられます。
— ゆーま/ボイトレ本執筆中♪ (@MVS_music) October 15, 2019
様々な音質を通して、多様な喉の使い方をすることで声質の固定化を防止します。#ボイトレ #ボイストレーニング