ボイストレーニングは根拠(裏付け)と再現性!【ベル・カントが凄い訳】

皆さんこんにちは!

歌声クリエイターの「ゆーま(U-ma)」です。

 

今回はマインドセットに関するお話をさせていただこうと思います。

 

ブログの中のカテゴリー分類でも「マインドセット」というカテゴリーを設けています。

 

これが発声に何の関係があるの?と思われるかもしれませんが、なかなか重要なんです。

 

 

過去の記事「ゴールからの逆算」は歌上達の必須条件でも書かせていただいたようなトレーニングに対する正しい考え方を整えることで、長期で考えた際の上達スピードや、気持ちの落ち着きに歴然たる差が生まれます。

 

 

ですので今回は、その「マインドセット」に関するテーマとして「根拠(裏付け)と再現性の大切さ」について書かせていただきます。

ボイトレは根拠(裏付け)が大事

このテーマに関してはボイストレーニングを始めたばかりの頃の、私の失敗談を用いたほうが分かりやすいと思います。

 

20歳頃より私は、沢山の先生方(外国人講師の方、日本人講師の方合わせて10数人ほど)にボイストレーニングを指導していただき、6年ほど色んなメソッドを行いました。

 

お腹を膨らませる、凹ませる。

軟口蓋を持ち上げる。

鼻腔共鳴を常に意識する。

眉間に意識を集める。

丹田に意識を集中。

など、数え上げればキリがありません。

 

 

 

そんな中、ある時ふと気付きました。

 

このメソッドには根拠があるのかな?どういった裏付けで歌が上手くなるんだろう?

 

この考えに至るまで、私は6年もかかりました。

 

誰かに言われるがまま、何も自分で考えずにただ単に練習をしていました。

もし、今の私が20歳の頃の自分に出会えたとしたら6年間で見違える程の歌の上達を約束できます。

なぜなら上達する裏付けのある練習方法と、その説明を行えるからです。

 

 

ここで普段ボイトレを行なっているあなたに質問です。

 

「あなたの行っているトレーニングは、どのような根拠に基づいていますか?ゆっくりでも着実に声を伸ばすことができる裏付けはありますか?」

 

 

何の根拠も無いトレーニング(全く理解できない=声がどうなるか予測できない)をひたすら続けると何年もかけたのに、歌の上達は殆ど感じないという最悪の事態を迎えます。

 

これは、その過程の経験者である僕だから言えることかも知れません。

 

裏付けとは?

歌を上達させる上で、あなたの大切な人生の時間を無駄にしないために必要なことは「裏付けのあるトレーニング」を行うことです。

 

例えば以前の記事でも書きましたが、裏声を強化するためには綺麗な裏声発声を習得し、声帯の伸長力(輪状甲状筋など)を担う筋肉に負荷をかけることを行うことが大切なことです。

 

このトレーニング方法には、医学的な裏付けがあります。

 

裏付け①伸張力を強く発生させられれば筋負荷がかかり裏声声量が上がる

 

裏付け②筋力強化の負荷を、純化させた裏声によって逃さずにかけられる

 

 

 

簡単な例ですが、このように裏付けがあれば迷いなくトレーニングを行え、なおかつ結果が伴います

再現性とは?

もう1つトレーニングにおいて大事なことは再現性です。

 

分かりやすく医療的な例を出します。

 

ご老人などに多い「変形性ひざ関節症」(膝の内側の軟骨が磨り減って痛みを伴う症状)の治療法では内側広筋といって太ももの内側の筋肉を強化することで改善、予防を狙います。

 

なぜ、そのような方法を取るのかというと万人に効くという再現性があるからで、

太ももの内側の筋肉を鍛えることで膝の内側にかかる負担を軽減できることは誰に用いても効果が出るであろうと推測できるからです。

 

 

この考え方は「声」でも同じです。

 

 

裏声が弱い

正しく裏声を出させる

声帯に伸長力をかけられるようにする

負荷をかける

裏声が強化される

 

 

 

この道筋には医学的な裏付けに加えて、再現性(万人が結果を出せる)があります。

 

 

Aくんは成功したけどBくんにはできない。といったものではありません。

正しく裏声を習得し負荷をかけることができれば全員結果がでます。

 

なぜなら、生理学的に筋肉に正しく負荷をかければ強化されるからです。(どこの筋肉であろうと)

 

このように裏付けと再現性はボイストレーニングにおいて、とても大事です。

 

 

根拠(裏付け)がなければトレーニングは、一かバチかの賭け(結果が出るかは全く分からない)になります。

再現性がなければ、少数のシンガーしか上手くならないことになります。

 

これは絶対に避けなければならないことです。

まとめ

まとめ①根拠(裏付け)を説明しているトレーニングを自分で納得したうえで行う(説明できないトレーニングは未来(結果)の予測は不可能であるということ)

 

まとめ②裏付けがあるトレーニングは結果の保証になる

 

まとめ③再現性(万人が成功する)の高いトレーニングを行う

 

まとめ④あなたの大切な時間を無駄に使わない(根拠のあるトレーニングを行い、歌を着実に上達させる)

 

 

ゆーま
僕がベル・カントのメソッドを中心にボイトレ法を構築しているのは「根拠」と「裏付け」に他なりません。100年以上も積み上げてきたベル・カントのレポート(医学や歴史)は半端ではありませんよ♪
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