
皆さんこんにちは!
今回は、歌う時は「口呼吸と鼻呼吸」どっちが良いのか?について書いてみたいと思います。
では、いってみましょう〜!
この記事の目次
口と鼻どっちが良い?
今回は、結論からいきましょう。
歌う際は『口呼吸』です。
歌う際に、口よりも鼻呼吸の方が加湿効果を持ちながら息を吸い込めるのは確かに良いことです。
ただ、短いブレスポイントで多量の酸素が必要な際(ロングトーンの直後など)は口呼吸で吸い込まないと間に合いません。
理由はいくつかありますが歌でどちらかを選ぶ場合、間違いなく「口呼吸」です。— U-ma☆ボイトレマニア (@MVS_music) 2018年5月14日
口呼吸が良い理由については、リードの言葉を借りながら説明していきます。
リードは鼻呼吸が歌にとって不向きな理由を大きく3つ示しています。
理由①大げさで、ぎこちない。
この弊害が現代のシンガーにとって一番顕著になるのはレコーディングでしょう。
最新のコンデンサーマイクなどは軽いブレス音も完璧に集音します。
その際に鼻呼吸の呼吸音(特に早く鼻から吸い上げる音)が見事に集音されることは厄介です。
鼻呼吸独特の「すするような呼吸音」は確実に、パッケージングされた作品の世界観にはそぐわないでしょう。
理由②必要な量の空気を、素早く、静かに吸い込めない。
これは歌にとっては致命的です。
ロングトーン直後に短いブレスポイントが訪れた際には口呼吸でないと、間に合わないことになります。
理由③胸部に高い構えを強いる恐れがある。
「胸部に高い構え」とは胸式呼吸のような浅い呼吸になる可能性のことです。
これは『喉声』になる危険性が増します。
書物の中でも、リードは歌唱時の鼻呼吸に関してハッキリと書き記しています。
歌唱の時に使われる不適当な呼吸の習慣は、口を固く結んで、鼻から息を入れるものです。
〜中略〜
鼻からの呼吸を実際問題として考えてみると、まったく役に立たないことがわかります。
鼻呼吸の利点は?
では鼻呼吸が全く無意味なのか?
それは違います。
もともと口は食物を取り込む器官であり、鼻こそが呼吸器官なのです。
歌唱時以外(平常時)では鼻呼吸が大切であり、もの凄く役立つものです。
例えば、
①気管への空気流入の際に加湿効果をもたらすこと。
②細菌流入を阻止してくれること
が大きい効果です。
歌唱時においてはデメリットが大きい鼻呼吸も、通常呼吸ではメリットの方が大きいんですね。
まとめ
まとめ①歌唱の際は口呼吸が良い
まとめ②平常時呼吸は鼻呼吸が良い
