皆さんこんにちは!
今回は少し視点を変えて「緊張」というものをテーマに書いてみましょう!
人前で歌を歌う際に緊張してしまう。ライブで緊張してしまう。
など、歌うことは人の前で声を披露することが多いです。
今回の記事で少しでも「緊張」との向き合い方についてお手伝いできればと思います。
では、いってみましょう〜!
緊張って、なぜ起こるの?
まずは「緊張」そのものを理解することから始めましょう。
人には安静時に優位になる「副交感神経」と、興奮や緊張時に優位になる「交感神経」が存在しています。
これは自分自身でコントロールできるものではなく、体が自動的に調整しています。
例えば、夜に眠る際は「副交感神経」を優位にさせ、体の筋肉を弛緩させ、心拍数を落ち着かせます。
しかし逆に、犬に追いかけられそうになった際には「交感神経」が優位になり、体の筋肉が緊張し、心拍数が高鳴り、全力で犬から逃げることができます。
自律神経のうちの「交感神経」が優位になると、動物が毛を逆立てて臨戦態勢に入ったときのような状態になります。
汗が吹き出て、心拍数が上がり、顔は赤くなり、体を硬く緊張させます。
これが「緊張状態」です。
この状態には個人差があり、少しドキドキする程度の人から、汗がダラダラで体が震える方まで様々です。
緊張するのは悪いことなのか?
次に考えたいことは「緊張」が悪いことなのか?ということです。
先ほど書いたように、緊張が起こった時、人間も動物なので猫が臨戦態勢に入る時と同じように、臨戦態勢に入ります。
そして臨戦態勢に入る場面とは、必ずあなたが結果を出したい場面なのです。
分かりやすい例を出すと、好きな女の子(男の子)の前で歌う時は緊張するでしょう。
ですが全く興味のない人の前ではどうでしょうか?
コンテストの舞台(人によってはスナックの舞台)では緊張するでしょう。
でも家では緊張しません。
スポーツの世界では、この緊張差のギャップを埋めるために工夫をしています。
本番で過剰に緊張のかかるサッカーのPK、その練習などでは「もし外したら腕立て10回」や「全力ダッシュ」などプレッシャーをかけて練習から緊張させるように仕向けるのです。
ここが、重要なポイントです。
「緊張は無くせない」んですね。
当然です。
臨戦態勢を整えることは動物の本能です。
なので普段から、家で歌う際もコンテストの決勝戦をイメージして「絶対にミスをしたくない状況をシュミレート」することが大切です。
しっかりと自分が結果を出したい状況をイメージすると、過去に経験したことのある「緊張」に似た体感を感じられると思います。
冷静にPKを蹴られるキッカーは緊張をシュミレートした練習を行いながら、幾度も本番を乗り越えた経験のなかで緊張を和らげられただけです。
緊張を味方に付ける
さて、この無くせない「緊張」というものをどうしましょうか?
なるべく味方に付けるようにしましょう。
歌う前にドキドキしてきた時に、
と思うシンガーと、
と思うシンガー。
緊張は無くせないと知っている後者のシンガーは、このマインドを続けていくことで「緊張」を味方につけていくことは時間の問題でしょう。
経験の中で、緊張は和らぎ、良い緊張感の中でパフォーマンスできるようになります。
まとめ
まとめ①「緊張」は臨戦態勢であり、動物の本能
まとめ②「緊張」は無くせない
まとめ③普段から「緊張」をシュミレートする
まとめ④「緊張」を味方に付けられるマインドセットに少しずつ変えていく
(緊張は悪いことではない)