皆さんこんにちは!
今回のテーマは「メンタル」です。
私のスクールの生徒さんでも
と悩んでいる方が多数いますが、その度に僕が答えることは
ということです。
それが何故なのかについて、ちゃんと書いてみたいと思います!
では、いってみましょう〜!
なぜネガティヴに考えてしまうのか?
今回の「メンタル(精神面)」に関しても、医学的にちゃんと説明がつきます。
脳の中には「扁桃体(へんとうたい)」という、人間の本能や、恐怖心・快楽などを司る部分があります。
この部分は、脳のどの部分よりも優位に働くと言われています。
なぜなら、人間は遙か昔から、この扁桃体を使って「生存本能」を鍛えてきたからです。
人は昔、現在と違った社会の中で暮らしていました。
今の日本ように平和が担保されていない時代の方が多い中で、時代によっては海賊や山賊・動物に襲われることや、恐竜に遭遇したかもしれませんね。
実は、人間は「生き延びる」ことを優先に考えていた期間が、何世代にも渡って長い訳です。
その結果、扁桃体は経験したことのない物事に対してや、経験上危険だったことに対して、「大丈夫なのか?危なくないのか?」と恐怖感や不安感を与えることを最優先に行うようになった訳です。
これは一種の「生存本能」です。
もし過去に、夜道で山賊に襲われた経験があれば、扁桃体からの信号は「夜道は危ない」となります。
これは当たり前ですよね。
しかし、重要なのはこの先です。
誰かから幾度に渡って、「夜道は危ないよ」と聞かされると、同じように扁桃体は「夜道は危ない」となるのです。
経験したことが無いにも関わらず、扁桃体は恐怖心・不安感を出し続けるのです。
現代でも働く同じメカニズム
以上の流れは現代でも起こります。
自分が行動したことがないことに対してや、誰かから聞いたネガティブな情報に対しては、基本的に扁桃体は「不快な感情」を示します。
「危険じゃないか?」と生存本能が動き出すのです。
現代では、直接生命に関わらなくても、安全な環境からの変化(転職や起業、シンガーの上京や海外挑戦などなど)を起こす際、扁桃体は「危険信号」を発します。
未知の領域だからです。
扁桃体は「危険かもしれない。安全な場所にとどまれ!」となるのです。
ここまでのまとめですが、
自分が経験したことのない領域へ進む際の「不安や悩み」は正常に扁桃体が活動しているにすぎません。
別に悪いことではないし、「メンタルが弱い」ということでもありません。
普通です。笑
乗り越える方法
たまに、ネガティブな感情を乗り越える為に「常に無理やり楽しいフリをする」人がいますが、やめた方が良いです。
相手は本能です。
不安なものは不安なんですよ。騙せません。
感情を無理に押さえつけると、反動があった時にコントロールできなくなります。(痛み止めが切れた状態ですね)
乗り越える為に必要なことは「本能を納得させること」です。
新たなチャレンジに挑みたいと決意した時に不安が襲ってきたら一旦認めましょう。
そして「だけど」と続けるんです。
「このチャレンジはとても不安だ。怖い。だけど、この経験を積んだ自分はどれだけ成長できるだろう?やってみたくないか?」
というような感じです。
「不安や怖さ」よりも「成長欲や挑戦したい気持ち」が優っていることを本能に納得させる。
そうすると、ネガティブな感情よりもポジティブな感情のほうが優っていきます。
この「だけど」という思考になれてくると、徐々にではありますがポジティブな方向へ気持ちを運べるようになっていきます。
そうなってきたら、日常会話からなるべくネガティブな言葉を排除してください。(できない・無理・不可能・自分なんて・などなど)
『できない・無理・不可能 → できるかも』
『自分なんて → ひょっとすると自分でも』
のように少しニュアンスを変えれば良いんです。
少しずつポジティブな言葉使いに慣れていくことです。
大切なのは、以上の順番です。
先に、本能を納得させていないと、いくら普段から「明るい言葉や、フリ」をしても扁桃体は「でもあなた、本当は不安じゃないですか」となります。
ちょっとした考え方やコツ、習慣でメンタルは安定していきます。
ぜひ、一度試してみてください。
「不安」「悩み」は、良い感情です。
避けないほうがいい。現状を変えようと試みた時にしか、この感情は生まれない。
過去の経験則から、算定できないことをしようとするからです。過去経験からの「安心」だけを求めると現状維持をし続けます。
僕は「不安」「悩み」が無くなると悩みます。笑
— U-ma(ユーマ) (@MVS_music) 2018年7月24日
まとめ
まとめ①ネガティブな感情は生存本能(扁桃体)によるもの
まとめ②不安や、悩みが襲ってきたら「だけど」と続ける(本能を納得させる)
まとめ③気分が前向きな状態になれてきたら、普段の言葉からネガティブを排除していく