ミックスボイスを目指して【ボイトレにおけるゴール】

皆さんこんにちは!

歌声クリエイターの「ゆーま(U-ma)」です。

 

 

今回は『ボイトレのゴール』についてを深掘りしながら、マインドセットについての内容を書いてみます。

 

 

 

このブログでは発声についての記事を多数UPしていますが、ひょっとすると読者の方の中で「発声技術の最終的なゴールって何なのだろう?」と思っている方もいるのではないでしょうか?

ボイトレしてるけど「目指すゴール」って何なんだろう?

 

あっさりと答えてしまいますが発声のゴールはミックスボイスを完璧に使いこなせるようになることです。

 

 

当スクールのウェブサイトでもご紹介している通り、ミックスボイスとは『地声と裏声の音圧、音質を極限まで等しく鍛え上げた際に現れる両声の性質を持った声』のことで、この発声を習得することで音の高低、長短を自由に歌いこなせるようになります。

 

 

 

当然、表現の世界にはゴールはありません。

 

 

でも発声にはあります。

その辺りを踏まえて記事を読んでみてください!

トレーニングは長期を要する(天才でない限り)

まず、ミックスボイス習得が発声のゴールだということを書きました。

 

 

そのためには、これまで記事にしてきたように声帯を取り巻く筋力バランス閉鎖筋群、伸張筋群の筋力完璧な声区コントロール(声区融合の際に必須です)、を長期的なメソッドのなかで習得していくことが必要です。

えー。時間かかるの??

と、思ってしまう方もいらっしゃることでしょう。

ですが、よく考えてください。

 

 

ミックスボイスを完璧な配合状態で習得するということはプロレベルの発声を習得するということです。

その為には、ロジカルに医学的な裏付けのあるメソッドを用いて訓練するしか方法はありません。

要は、どのレベルを目指すのか?ということです。(プロの方々も常に地道に根拠のあるトレーニングを行っています)

 

歌の技術を本気で向上させたい!と思っているのであれば長期の発声訓練をスタートさせる以外に道はありません。(例外:生まれつき声帯レベルでの筋力バランスが完璧に準備されている『天才』と呼ばれる、ほんの一部の方は短期でも可能ですが...)

 

 

そういった考えを理解できたうえで、コツコツと技術を向上させてきたシンガーは、皆こう言います。

「結局コツコツが一番早い。」

 

根本を解決しながら衰退しない声を作ろう!

そしてコツコツと定着させた技術は衰退しません。

寝ても冷めても声は伸びやかに出ます。

なぜなら長期のメソッドのなかで根本を改善しているからです。

 

 

 

さらに、誤解をしないでいただきたいのが長期的なトレーニングのなかで、必ず短期的な成長も実感します。

大事なのは長期的なゴールを目指すうえで短期的な成果をただの通過点にしてしまうことが成長のスピードを加速させるということです。

 

 

 

僕のスクールでも短期的に技術を向上させたくて焦っているシンガーの方もいます。

ですがいつも理解してもらうことは結局、発声のゴールという理想を遥か遠くに設定し(完璧なミックスボイス習得、プロレベルの技術)、そのゴールへと全力で走り出す事で短期的な目標は気が付けば通過してしまうのです。

私の実感として思うのは、このことに気付いていないシンガーの方がとても多いです。
長期的な正しいメソッドを繰り返すシンガーには、短期的に考えているトレーニングを行うシンガーは残念ながら追いつけません。

 

なぜなら遥か先のゴールから逆算してトレーニングを行いコツコツと確実に成長していくからです。

 

成長の右肩上がりがゆっくりでも止まることはありません。

 

 

ゆーま
今回の記事はとても重要です。「歌」は原因を改善するトレーニングを、継続して行えば必ず上手くなります!
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