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声を出す筋肉の衰退(筋力低下)

      2018/01/24




皆さんこんにちは!
いつもボーカルスクールMVS公式ブログをご覧くださりありがとうございます!

今までの記事でも声帯を取り巻く筋肉について触れさせていただきました。その中で、筋力強化の反対側にある筋力衰退についても触れておこうと思います。
筋力衰退の原因は大きく分けて2つあります。

「筋肉を使わなくなることで起こる筋萎縮(きんいしゅく)」「筋肉に過剰に負荷をかけすぎるオーバーワーク」です。

今の時点では、難しく感じるかもしれませんが大丈夫です。いつも通り読み終わる頃には理解できるように記事にするので是非最後まで読み終えてください!
それではいってみましょう!

 

筋萎縮とは?

私は中学生の頃に重度の気管支炎にかかり一ヶ月ほど入院したことがあります。絶対安静で、ずっとベッドに横になっていた後に、症状が治り病院のベッドから降りて歩いた際に驚きました。
「え?足の力が入らない、踏ん張れない」と恐怖を感じました。

これを医学的には廃用性筋萎縮(はいようせいきんいしゅく)と言います。
簡単にいうと「使わない筋肉は必要ない」と体が自動的に衰退させていくということです。このメカニズムは声の筋肉にも当てはまります。

ただ、安心して欲しいのは筋萎縮は数ヶ月単位で全くトレーニングをしないという位じゃないと起こりません。

オーバーワークとは?

例えば、一気に筋肉隆々になろうと思いトレーニングジムへ行き、ヘトヘトになるまで長時間筋トレを毎日続けるとどうなるでしょうか?
実は、筋肉が付くどころか、筋肉が痩せるのです。

これをオーバーワーク(タンパク分解)と言います。

筋肉に負荷をかけすぎることで筋肉を構成するタンパク質が分解されてしまい痩せていく現象です。
これも声の筋肉にも当てはまります。例えば一気に声帯を取り巻く筋群を強化しようとして3時間も4時間も地声や裏声の強化メソッドを毎日繰り返すなどした場合、長期間行っているにもかかわらず声量が全く伸びないという事態に陥ります。
レッスン時でも「練習時間はどのくらいですか?」などの質問で、長すぎる場合や負荷がかかりすぎる場合は自制させることが多々あります。オーバーワークは成長欲が強いシンガーや、真面目なシンガーが陥りやすい傾向があります。

 

負荷のバランスが大事

ここまで少し難しい内容を書いてきましたが、この章で完結させます。
要は筋肉を効率よく強化するためには『極端に負荷をかけすぎても、極端に負荷をかけなさすぎてもダメ』ということです。

数ヶ月単位でトレーニングを一気にやめると筋萎縮が起こる可能性が高くなります。
かたや、短期間で一気に負荷をかけすぎるとオーバーワークとなるのです。
各々、トレーニング時間の違いというものは実力に応じてありますが一つの目安として、ロングトーンを用いての単純負荷の場合は1日20分〜30分位でOKです。(5分ずつ分割で朝昼晩と行ってもOKです)一回の負荷トレーニングは長くても45分〜50分では終えてください。

結局、今までの記事でお伝えしてきたように長期間の計画立ったトレーニングが一番効率よく、安全に筋力強化を達成できるということです。

筋力強化においては声だけに限らず、正しいトレーニングを積み重ねていくということしかありません。
そしてコツコツと積み重ねてきた筋力というものは筋萎縮も起こりにくいということも医学的に分かっています。ですので、しっかり強化に成功していけばいくほど、トレーニングを長期間休む場合でも筋力の衰退が起こりにくいということです。

 

まとめ

①筋力低下の原因には「筋萎縮」と「オーバーワーク」の2つがある

②負荷トレーニングは長期間休むと筋萎縮を起こす

③負荷トレーニングは無理矢理に負荷をかけすぎるとオーバーワークになる

④長期間の計画立ったトレーニングが一番効率よく、安全に筋力強化を達成できる

⑤コツコツと積み重ねてきた筋力というものは衰退しにくい

今回も最後までご覧くださり、ありがとうございます!
内容が完結に分かりやすく伝わっていれば本当に嬉しいです。初めて知る知識だった方も多いと思いますので是非何度も読み返してください。

では、これからも『理想の歌声を目指す全ての人へ』有益な情報を発信していきます!

 

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