歌うとき口呼吸と鼻呼吸どっちがいい?【メリットとデメリットを解説】

皆さんこんにちは!

 

歌声クリエイターの「ゆーま(U-ma)」です。

 

 

今回は、歌う時は「口呼吸と鼻呼吸」どっちが良いのか?について書いてみたいと思います。

 

 

では、いってみましょう〜!

口と鼻どっちが良い?

今回は、結論からいきましょう。

歌う際は『口呼吸』です。

 

口呼吸が良い理由については、リードの言葉を借りながら説明していきます。

 

リードは鼻呼吸が歌にとって不向きな理由を大きく3つ示しています。

 

 

理由①大げさで、ぎこちない。

この弊害が現代のシンガーにとって一番顕著になるのはレコーディングでしょう。

最新のコンデンサーマイクなどは軽いブレス音も完璧に集音します。

その際に鼻呼吸の呼吸音(特に早く鼻から吸い上げる音)が見事に集音されることは厄介です。

鼻呼吸独特の「すするような呼吸音」は確実に、パッケージングされた作品の世界観にはそぐわないでしょう。

 

 

 

理由②必要な量の空気を、素早く、静かに吸い込めない。

これは歌にとっては致命的です。

ロングトーン直後に短いブレスポイントが訪れた際には口呼吸でないと、間に合わないことになります。

 

 

 

理由③胸部に高い構えを強いる恐れがある。

「胸部に高い構え」とは胸式呼吸のような浅い呼吸になる可能性のことです。

これは『喉声』になる危険性が増します。

 

 

書物の中でも、リードは歌唱時の鼻呼吸に関してハッキリと書き記しています。

 

歌唱の時に使われる不適当な呼吸の習慣は、口を固く結んで、鼻から息を入れるものです。

〜中略〜

鼻からの呼吸を実際問題として考えてみると、まったく役に立たないことがわかります。

 

鼻呼吸の利点は?

では鼻呼吸が全く無意味なのか?

 

それは違います。

 

もともと口は食物を取り込む器官であり、鼻こそが呼吸器官なのです。

 

 

歌唱時以外(平常時)では鼻呼吸が大切であり、もの凄く役立つものです。

 

例えば、

①気管への空気流入の際に加湿効果をもたらすこと。

 

②細菌流入を阻止してくれること

 

 

が大きい効果です。

 

 

歌唱時においてはデメリットが大きい鼻呼吸も、通常呼吸ではメリットの方が大きいんですね。

まとめ

まとめ①歌唱の際は口呼吸が良い

 

まとめ②平常時呼吸は鼻呼吸が良い

 

 

ゆーま
「口呼吸」と「鼻呼吸」のメリットやデメリットをちゃんと知っておきましょう。その上で選択することが大事ですね!
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